・外方手綱
 脚による推進を静定し、
 受け止める(引かない、
 弛めない)。
ポイント
 内方手綱で頭頚を湾曲
 させるために、内方より
 も銜受けが強くなる。こ
 の効果が圧す扶助とな
 り、肩でくの字に折れ、
 肩から外方に逃げるの
 を防いだり、前躯が先
 行するのを防ぐ。
 この外方手綱を上手
 にコントロールするこ
 とが肩を内にのポイ
 ントとなる。
・内方手綱
 控えて馬の頭頚を内方
 に湾曲させ、その控えた
 位置に拳を静定する

 又、馬が左前方に進み
 にくいときは圧し手綱の
 扶助を使用し湾曲、前
 進を促す。
・内方脚
 圧迫。馬体を斜め前方
 に推進する。後躯が先
 行するときは圧迫を加
 減する。
斜め横歩ポイント
・前肢は後肢より先行
 させる。
・騎手は正面を向く。
・外方脚
 静定。後躯が外へ逃
 げる(先行)場合は脚
 を後方に引き圧迫し、
 後躯が外方に逃げる
 のを防ぐ。
誤った肩を内に
・肩で馬体がくの字に折れる(図B)
 良く見られる誤った「肩を内に」、騎手から見ると頚
 は湾曲し馬体が斜めに歩いているように見えるが
 実際には頚と胴が折れて馬体につながりがな<、
 胴(肋)の湾曲が見られない。これは外方手綱が弛
 んだ結果です。
・鼻梁が斜めに傾むく(写真C)
 これは・頚・顎が硬い馬、内方手綱を強く引き過ぎ、
 内方脚が弱い、内方の押し手綱が強い、外方手綱
 が弛んだとき等に見られる。
・後躯が先行する
 これは内方脚が強過ぎるとき、内方手綱を引き過
 ぎるときに見られる。
肩を内に、
約30°
(写B、左斜め横歩
後肢の交差)
(写A、右斜め横歩
前肢の交差)
(写@、左肩を内に)
(図@、左肩を内に)
(図A、左斜め横歩)
(写C)
(図B)
L肩を内に、斜め横歩(収縮運動、二蹄跡運動)
「肩を内に」は(写@)、馬体を柔軟にするだけでなく軽快、瞬発力、歩調の整正、ゆとりのある歩様
を促すと共に、手綱、脚の扶助操作を馬に明確に伝える効果があり、馬場馬術に係らず障害馬、
新馬調教にとっても大切な運動です。
・「肩を内に」は、頚だけの湾曲ではなく、項(ウナジ)から尾にいたるまで(特に肋の湾曲)弧を描い
 て湾曲させる。
・「肩を内に」は、前肢の交差しか注意を払わないが、前肢だけでは馬体の柔軟が得られない。前
 肢は膝まで(写A)、後肢は飛節まで(写B)しっかりと交差(後肢の踏込み)させることで馬体の柔
 軟が得られる。
・全ての二蹄跡運動は、手綱だけでは横に歩かない。手綱は頭頚の方向を指示し湾曲を促すが、
 馬を横に歩かせる働きは無く、横に進めるには脚の扶助以外に方法は無い。
・「肩を内に」は、馬場に対して約30°内に向け、内方前肢、外方前肢と内方後肢、外方後肢の3
 本の蹄跡(二組の蹄跡)上を歩き、その蹄跡が馬場と平行になる。
・初歩の間は、頭頚を馬場の外に向け、柵を利用して斜めに歩くことを教えるが、慣れてくるに従
 い頭頚を馬場の内に向けて行う。できれば馬場の中央、あるいは蹄跡から1m以上隔てたところ
 で行うことにより正しい扶助を覚える。
斜め横歩
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